ネック:セドロ指 板:エボニー塗 装:ラッカー糸 巻:フステーロ弦 高:1弦 2.2mm /6弦 3.2mm〔製作家情報〕数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、定番のブランドとされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりは名工ドミンゴ・エステソ(1882~1937)亡きあと、彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデとその弟達マリアーノとフリオがエステソの工房を引継ぐところまで遡る。兄弟3人でコンデ・エルマノス(エルマノスは兄弟の意)ブランドとして独立したあとやがて3人がそれぞれの工房をグラヴィーナ、アトーチャ、フェリーぺに展開することとなり、エステソの伝統を汲みながらも独自のフラメンコギターを製作するようになります。1980年代の終わりに3人が相次いでこの世を去り、彼らの息子達が工房を引継いだ後も「コンデ・エルマノス」ブランドとしてそれぞれの工房で展開していきますが、2010年にマリアーノの二人の息子がそれぞれ個人名であるフェリーぺ・コンデとマリアーノ・コンデ(2世)として独立し最も精力的に製作を行っていることから、現在ではこの2ブランドがメディア的にはコンデブランドの継承とされています。しかしながら比較的ルシアー的な要素を抑えて一般向けのスタンダードなモデルを出荷し続けていたアトーチャ工房も、フリオの娘とその孫娘へと運営が継承され、現在も安定した製作を続けています。コンデギターはあのパコ・デ・ルシアが愛奏していることをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって愛奏され、フラメンコギターファンには欠かすことのできないマストアイテムとなっています。[楽器情報]コンデ・エルマノス、アトーチャ工房品1966年製の黒モデル。松/インディアン・ローズウッド仕様で十分な弾き込みと経年により、程よくこなれて乾いた音色が楽しめる一本で、発音のレスポンスや音量、演奏性も不足のないギターとなっています。内部構造は7本の左右対称の扇状力木にボトム部のハの字型のクロージングバーという配置。レゾナンスはGの少し下に設定されています。年代相応のスクラッチ傷等ありますが、演奏性に関わる部分など全体に使用に関しての問題はなく即戦力として使える1本です。ヘッドシェイプは有名なメディア・ルナではなく、ドミンゴ・エステソを継承したもの。
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ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:フステーロ
弦 高:1弦 2.2mm /6弦 3.2mm
〔製作家情報〕
数多いスペインのフラメンコギターブランドの中でも、定番のブランドとされるコンデ・エルマノス。ブランドの始まりは名工ドミンゴ・エステソ(1882~1937)亡きあと、彼の教えを直接受けた甥のファウスティーノ・コンデとその弟達マリアーノとフリオがエステソの工房を引継ぐところまで遡る。兄弟3人でコンデ・エルマノス(エルマノスは兄弟の意)ブランドとして独立したあとやがて3人がそれぞれの工房をグラヴィーナ、アトーチャ、フェリーぺに展開することとなり、エステソの伝統を汲みながらも独自のフラメンコギターを製作するようになります。1980年代の終わりに3人が相次いでこの世を去り、彼らの息子達が工房を引継いだ後も「コンデ・エルマノス」ブランドとしてそれぞれの工房で展開していきますが、2010年にマリアーノの二人の息子がそれぞれ個人名であるフェリーぺ・コンデとマリアーノ・コンデ(2世)として独立し最も精力的に製作を行っていることから、現在ではこの2ブランドがメディア的にはコンデブランドの継承とされています。しかしながら比較的ルシアー的な要素を抑えて一般向けのスタンダードなモデルを出荷し続けていたアトーチャ工房も、フリオの娘とその孫娘へと運営が継承され、現在も安定した製作を続けています。
コンデギターはあのパコ・デ・ルシアが愛奏していることをはじめとし、まさに名だたるフラメンコギタリストによって愛奏され、フラメンコギターファンには欠かすことのできないマストアイテムとなっています。
[楽器情報]
コンデ・エルマノス、アトーチャ工房品1966年製の黒モデル。松/インディアン・ローズウッド仕様で十分な弾き込みと経年により、程よくこなれて乾いた音色が楽しめる一本で、発音のレスポンスや音量、演奏性も不足のないギターとなっています。内部構造は7本の左右対称の扇状力木にボトム部のハの字型のクロージングバーという配置。レゾナンスはGの少し下に設定されています。年代相応のスクラッチ傷等ありますが、演奏性に関わる部分など全体に使用に関しての問題はなく即戦力として使える1本です。ヘッドシェイプは有名なメディア・ルナではなく、ドミンゴ・エステソを継承したもの。