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レスター・デヴォー Lester Devoe
New Arrival
ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 2.6mm/6弦 3.6mm
[製作家情報]
レスター・デヴォー Lester DeVoe 1951年アメリカ、ヴァージニア州生まれ。現在はカリフォルニアで工房を構える、現代フラメンコギターの最重要製作家の一人です。もともと演奏家を志していましたが、当時師事していたギター教師が弾くスペインの名工サントス・エルナンデス(1874~1943)の1924年製ギターの響きに魅せられ、自らのためにギターを製作しようと始めたのがきっかけでした。彼の製作美学はそのサントスのギターを土台として、それを彼なりの方法で現代化するというもので、それはアメリカの製作家らしく機能性とバランス、音色において高度に洗練されたものとなり、クロスオーバー化してゆくフラメンコ音楽のニーズにもぴったりフィットしてゆくものでした。ジプシーのむせかえるような情感とジャズ的抽象の音響空間とを同時に表現しうる楽器として、サビーカス、パコ・デ・ルシア、ビセンテ・アミーゴらの名手たちをはじめ多くのギタリストに愛されるようになります。1975年より自身のブランドを立ち上げ、現在はフラメンコモデルのほかクラシックモデルも製作しています。
[楽器情報]
レスター・デヴォー製作 2004年製 フラメンコネグラ(黒)松/インディアンローズウッド仕様 Usedの入荷です。このブランドならではの極めて高い機能性、そしてフラメンコに必要なニュアンスを十全に備えた魅力的な1本です。
表面板内部構造はスパニッシュスタイルを踏襲しており、サウンドホール上側(ネック側)に一本のハーモニックバーと1枚の補強板、サウンドホール下側には1本のハーモニックバー、7本の左右対称の扇状力木にそれらの先端をボトム部で受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバー、という全体の構造。レゾナンスはFの少し上に設定されています。ちなみに彼は同じモデルでも異なる構造を採用することがよくあり、同時に作られた違うネグラモデルでは下側ハーモニックバーに斜めのトレブルバーが追加され、駒板部分の補強プレートを設置しており、レゾナンス位置もGに近い位置に設定されるなど、音響設計に関してもまた異なるアプローチを試みています。
彼の作に通底する、ある種アメリカ的(西海岸的)とさえいえる曇りのないくっきりとした明快さは、ここでは微妙な翳を含んだ、木質感のある肌理を持った音像が特徴として表れており、その表情の落ち着きとフラメンコ的なダイナミズムとの振り幅が面白くそして魅力的。そして彼のもう一つの特徴である音響的機能性はやはり本作でも素晴らしく、均質な音像と全体の整ったバランス、ほとんど完全にシンクロするかのようなタッチに対する明敏な反応性、和音(ラスゲヤード)での雑味のなさと彫りの深さが見事。しっかりとした重心感覚の低音からすっきりと艶やかな高音へと至るその音響設計も実に心地よい。どこまでもシャープで解像度の高い彼のキャラクターを好むプレイヤーからはややその角の取れた感触は好みの分かれるところかもしれませんが、フラメンコとしてのポテンシャルは非常に高い一本。
表面板の指板両脇からサウンドホール周辺にかけてのエリアは細かい打痕や弾きキズありますが20年を経たフラメンコとしては軽微なもの。その他駒板の下側部分は弦交換時のキズがあるほか、サウンドホールの低音側縁に一部演奏による摩耗があります。駒板の低音側縁に沿って10センチほどの長さでひびが見られますが内側までは至っておらず、表側と塗装のの段差のみに留まっていると思われます。
〔商品情報〕
楽器名
レスター・デヴォー Lester Devoe
カテゴリ
輸入フラメンコ 中古
品番/モデル
フラメンコ ネグラ Flamenco Negra
弦 長
656mm
国
アメリカ U.S.A
製作年
2004年
表 板
松 Solid Spruce
裏 板
インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
程 度※
7
定 価
時価
販売価格(税込)
お問い合わせ下さい。
付属品
ハードケース
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輸入フラメンコ 中古
テオドロ・ペレス Teodoro Perez
ジョン・レイ John Ray
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Atocha)
レスター・デヴォー Lester Devoe
●
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
ホアン・モンテス・ロドリゲス Juan Montes Rodriguez
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
アントニオ・ピサ Antonio Pisa
アントニオ・マリン・モンテロ Antonio Marin Montero
マヌエル・ベジード Manuel Bellido
ホセ・ロメロ Jose Romero
フランシスコ・バルバ Francisco Barba
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Felipe)
※程度
10
新作
9
新品同様の美品
8
年代から見て状態が良い
7
年代から見て標準に近い状態
6
状態は少し劣るが演奏性は良い
5
状態は劣るが演奏上の問題は無い
4以下演奏性に問題がある楽器は、販売いたしません
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:スローン
弦 高:1弦 2.6mm/6弦 3.6mm
[製作家情報]
レスター・デヴォー Lester DeVoe 1951年アメリカ、ヴァージニア州生まれ。現在はカリフォルニアで工房を構える、現代フラメンコギターの最重要製作家の一人です。もともと演奏家を志していましたが、当時師事していたギター教師が弾くスペインの名工サントス・エルナンデス(1874~1943)の1924年製ギターの響きに魅せられ、自らのためにギターを製作しようと始めたのがきっかけでした。彼の製作美学はそのサントスのギターを土台として、それを彼なりの方法で現代化するというもので、それはアメリカの製作家らしく機能性とバランス、音色において高度に洗練されたものとなり、クロスオーバー化してゆくフラメンコ音楽のニーズにもぴったりフィットしてゆくものでした。ジプシーのむせかえるような情感とジャズ的抽象の音響空間とを同時に表現しうる楽器として、サビーカス、パコ・デ・ルシア、ビセンテ・アミーゴらの名手たちをはじめ多くのギタリストに愛されるようになります。1975年より自身のブランドを立ち上げ、現在はフラメンコモデルのほかクラシックモデルも製作しています。
[楽器情報]
レスター・デヴォー製作 2004年製 フラメンコネグラ(黒)松/インディアンローズウッド仕様 Usedの入荷です。このブランドならではの極めて高い機能性、そしてフラメンコに必要なニュアンスを十全に備えた魅力的な1本です。
表面板内部構造はスパニッシュスタイルを踏襲しており、サウンドホール上側(ネック側)に一本のハーモニックバーと1枚の補強板、サウンドホール下側には1本のハーモニックバー、7本の左右対称の扇状力木にそれらの先端をボトム部で受け止めるようにハの字型に配置された2本のクロージングバー、という全体の構造。レゾナンスはFの少し上に設定されています。ちなみに彼は同じモデルでも異なる構造を採用することがよくあり、同時に作られた違うネグラモデルでは下側ハーモニックバーに斜めのトレブルバーが追加され、駒板部分の補強プレートを設置しており、レゾナンス位置もGに近い位置に設定されるなど、音響設計に関してもまた異なるアプローチを試みています。
彼の作に通底する、ある種アメリカ的(西海岸的)とさえいえる曇りのないくっきりとした明快さは、ここでは微妙な翳を含んだ、木質感のある肌理を持った音像が特徴として表れており、その表情の落ち着きとフラメンコ的なダイナミズムとの振り幅が面白くそして魅力的。そして彼のもう一つの特徴である音響的機能性はやはり本作でも素晴らしく、均質な音像と全体の整ったバランス、ほとんど完全にシンクロするかのようなタッチに対する明敏な反応性、和音(ラスゲヤード)での雑味のなさと彫りの深さが見事。しっかりとした重心感覚の低音からすっきりと艶やかな高音へと至るその音響設計も実に心地よい。どこまでもシャープで解像度の高い彼のキャラクターを好むプレイヤーからはややその角の取れた感触は好みの分かれるところかもしれませんが、フラメンコとしてのポテンシャルは非常に高い一本。
表面板の指板両脇からサウンドホール周辺にかけてのエリアは細かい打痕や弾きキズありますが20年を経たフラメンコとしては軽微なもの。その他駒板の下側部分は弦交換時のキズがあるほか、サウンドホールの低音側縁に一部演奏による摩耗があります。駒板の低音側縁に沿って10センチほどの長さでひびが見られますが内側までは至っておらず、表側と塗装のの段差のみに留まっていると思われます。