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マルセロ・バルベロ1世 Marcelo Barbero
New Arrival
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:セラック
糸 巻:シェラー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.3mm
〔製作家情報〕
マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)スペイン、マドリッド生まれ。トーレス~マヌエル・ラミレスの伝統が戦後のスペインギターへと継承されるその架け橋となった製作家であり、20世紀屈指の名工の一人。
ホセ・ラミレスII世が1925年にブエノスアイレスからスペインに戻ってラミレス1世の工房を引き継ぎますが、バルベロは職工の一人として同工房で製作をしていました。しかし1943年に同地の名工サントス・エルナンデスが亡くなった際、未亡人からの要請により彼の工房を引継ぎ、「ビウダ・デ・サントス・エルナンデス」(「ビウダ」は未亡人の意)ラベルのギターを製作することになります。サントスの生前に製作上の直接的な関係はなかったバルベロですが、工房に保存してあった材料や型枠、作りかけの表面板、そして本人が使用していた工具や治具を用いて未亡人のアドバイスの下製作を進めるうち、サントスギターの音響的素晴らしさに深く感銘を受けるようになります。こうして彼はサントスの後継者となり、それ以降サントスの設計を基調とした楽器を製作します。その作風はしかしその後彼独自の発展を遂げ、自身独立してオリジナルラベル製作を始めることとなり、1950年代には名品の誉れ高い楽器を製作する充実した時期を迎えることになるものの、1956年に52歳の若さで他界してしまいます。彼の温かい人柄を慕い多くの製作家達が彼の工房を訪れていましたが、その後のマドリッドの最重要人物の一人となるアルカンヘル・フェルナンデスが彼との最後の2年間をともにし、名実ともに真の後継者としてこの工房を引き継ぐことになります。
[楽器情報]
マルセロ・バルベロ1世製作の1954年製 フラメンコモデル 658mm 松/シープレス仕様 Usedの入荷です。表面板には指板両脇、サウンドホールと駒板間の高音側(現状ではゴルペ板の下に隠れています)、駒板脇低音側付近からボトムにかけてなど割れの修理歴があり、それぞれプレートや木製パッチ補強が施されています。また横板、裏板も複合的な割れを補修した履歴があります。全体は過去に最低一回は再塗装(表面板と横裏板はそれぞれ別々の時期に)が施された履歴があります。表面板ゴルペ板は高音側のみメイプル材を使用しており、中央から低音側は透明なものが貼られていますので、再塗装時に交換されたものと思われます。表面板はサウンドホールと駒板の間で歪み(凹み)は見られますが、通常の使用状況においては現状で問題ありません。おそらくフレットも過去に交換されており、現状ほんのわずかに摩耗ありますが適正なレベルです。ネックは真っ直ぐを維持しており、ネックシェイプは薄めのDシェイプに加工されています。弦高値は2.8/3.3mm(1弦/6弦 12フレット)。
表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、ウェストより下は7本の扇状力木を配置していますが、左右対称を基本としながらも各力木の始点と終点の位置がそれぞれ高音側と低音側とで異なっており、音響バランスの微調整が試みられています。駒板位置に幅1cmほどの薄い補強プレートが貼られていますが、おそらくは製作時のものではなく(オリジナルでは貼られていなかった可能性があります)、のちに増築された可能性があります。レゾナンスはD# の少し上の設定、ただし左記の改造や再塗装に伴う表面板の厚みの変化などが考えられるため、オリジナルの設定とは異なっていると思われます。
バルベロ1世の特徴はのちに彼の後継者たるアルカンヘル・フェルナンデスが体現しているように、とくにその晩年においては硬質で粘りを持った発音と、弾性感のある凛とした音像、その洗練さが挙げられますが、本器ではいかにもスペインヴィンテージらしい木質のまろやかな響きが聴かれます。これは多分に経年による変化や種々の調整を施した経歴にも由来するかと思われますが、この楽器のもともとのポテンシャルゆえか、本器もまた凡百のフラメンコには聴くことのできない味わい深さがあります。もちろん発音の鋭敏さ、フラメンコ的な旋律の身振りにおいても不足ありません。
〔商品情報〕
楽器名
マルセロ・バルベロ1世 Marcelo Barbero
カテゴリ
輸入フラメンコ オールド
品番/モデル
フラメンコ ブランカ
弦 長
658mm
国
スペイン Spain
製作年
1954年
表 板
松 Solid Spruce
裏 板
シープレス Solid Cypress
程 度※
5
定 価
時価
販売価格(税込)
お問い合わせ下さい。
付属品
スーパーライトケース 紺
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輸入フラメンコ オールド
マルセロ・バルベロ・イーホ Marcelo Barbero hijo
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Gravina)
マルセロ・バルベロ1世 Marcelo Barbero
●
ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ Sobrinos de Domingo Esteso
マヌエル・コントレラス Manuel Contreras
ホアン・ロペス・アギラルテ Juan Lopez Aguilarte
コンデ・エルマノス Conde Hermanos(Gravina)
アルカンヘル・フェルナンデス Arcangel Fernandez
マヌエル・レジェス 1世 Manuel Reyes I
ソブリーノス・デ・ドミンゴ・エステソ Sobrinos de Domingo Esteso
※程度
10
新作
9
新品同様の美品
8
年代から見て状態が良い
7
年代から見て標準に近い状態
6
状態は少し劣るが演奏性は良い
5
状態は劣るが演奏上の問題は無い
4以下演奏性に問題がある楽器は、販売いたしません
指 板:黒檀
塗 装:セラック
糸 巻:シェラー
弦 高:1弦 2.8mm /6弦 3.3mm
〔製作家情報〕
マルセロ・バルベロ1世(1904~1956)スペイン、マドリッド生まれ。トーレス~マヌエル・ラミレスの伝統が戦後のスペインギターへと継承されるその架け橋となった製作家であり、20世紀屈指の名工の一人。
ホセ・ラミレスII世が1925年にブエノスアイレスからスペインに戻ってラミレス1世の工房を引き継ぎますが、バルベロは職工の一人として同工房で製作をしていました。しかし1943年に同地の名工サントス・エルナンデスが亡くなった際、未亡人からの要請により彼の工房を引継ぎ、「ビウダ・デ・サントス・エルナンデス」(「ビウダ」は未亡人の意)ラベルのギターを製作することになります。サントスの生前に製作上の直接的な関係はなかったバルベロですが、工房に保存してあった材料や型枠、作りかけの表面板、そして本人が使用していた工具や治具を用いて未亡人のアドバイスの下製作を進めるうち、サントスギターの音響的素晴らしさに深く感銘を受けるようになります。こうして彼はサントスの後継者となり、それ以降サントスの設計を基調とした楽器を製作します。その作風はしかしその後彼独自の発展を遂げ、自身独立してオリジナルラベル製作を始めることとなり、1950年代には名品の誉れ高い楽器を製作する充実した時期を迎えることになるものの、1956年に52歳の若さで他界してしまいます。彼の温かい人柄を慕い多くの製作家達が彼の工房を訪れていましたが、その後のマドリッドの最重要人物の一人となるアルカンヘル・フェルナンデスが彼との最後の2年間をともにし、名実ともに真の後継者としてこの工房を引き継ぐことになります。
[楽器情報]
マルセロ・バルベロ1世製作の1954年製 フラメンコモデル 658mm 松/シープレス仕様 Usedの入荷です。表面板には指板両脇、サウンドホールと駒板間の高音側(現状ではゴルペ板の下に隠れています)、駒板脇低音側付近からボトムにかけてなど割れの修理歴があり、それぞれプレートや木製パッチ補強が施されています。また横板、裏板も複合的な割れを補修した履歴があります。全体は過去に最低一回は再塗装(表面板と横裏板はそれぞれ別々の時期に)が施された履歴があります。表面板ゴルペ板は高音側のみメイプル材を使用しており、中央から低音側は透明なものが貼られていますので、再塗装時に交換されたものと思われます。表面板はサウンドホールと駒板の間で歪み(凹み)は見られますが、通常の使用状況においては現状で問題ありません。おそらくフレットも過去に交換されており、現状ほんのわずかに摩耗ありますが適正なレベルです。ネックは真っ直ぐを維持しており、ネックシェイプは薄めのDシェイプに加工されています。弦高値は2.8/3.3mm(1弦/6弦 12フレット)。
表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に1本ずつのハーモニックバー、ウェストより下は7本の扇状力木を配置していますが、左右対称を基本としながらも各力木の始点と終点の位置がそれぞれ高音側と低音側とで異なっており、音響バランスの微調整が試みられています。駒板位置に幅1cmほどの薄い補強プレートが貼られていますが、おそらくは製作時のものではなく(オリジナルでは貼られていなかった可能性があります)、のちに増築された可能性があります。レゾナンスはD# の少し上の設定、ただし左記の改造や再塗装に伴う表面板の厚みの変化などが考えられるため、オリジナルの設定とは異なっていると思われます。
バルベロ1世の特徴はのちに彼の後継者たるアルカンヘル・フェルナンデスが体現しているように、とくにその晩年においては硬質で粘りを持った発音と、弾性感のある凛とした音像、その洗練さが挙げられますが、本器ではいかにもスペインヴィンテージらしい木質のまろやかな響きが聴かれます。これは多分に経年による変化や種々の調整を施した経歴にも由来するかと思われますが、この楽器のもともとのポテンシャルゆえか、本器もまた凡百のフラメンコには聴くことのできない味わい深さがあります。もちろん発音の鋭敏さ、フラメンコ的な旋律の身振りにおいても不足ありません。