ネック:不明指 板:エボニー塗 装:ポリウレタン糸 巻:不明弦 高:1弦 2.3mm /6弦 2.5mm〔製作家情報〕田村廣 Hiroshi Tamura 高知県高知市出身。1952年地元に田村ギター製作所を設立し、弟である田村満とともに工房を経営(満氏は1966年に独立)。兄弟共に1960年代以降の日本でのクラシック/フラメンコギター人気を形成していきますが、本場スペインの響きとニュアンスを十全に備えたギターとしては当時の数多の国内ブランドの中でも比肩しうるものがなかったと言ってよく、その素早い音のレスポンスと豊かな音量、乾いた味わいのある音色、そして抜群の弾きやすさは現在でもやはり魅力的と言えるでしょう。〔楽器情報〕田村廣(Guitarra Tamura ラベル)1966年製 フラメンコ Used 横裏板にインディアン・ローズウッドを使用したいわゆる黒(ネグラ)モデルで、このブランドの特に人気の高い時期のものになります。表面板力木配置はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木と駒板位置に貼られた補強板(補強板はこのほかにもサウンドホール両側とネック脚付近にも一枚ずつ貼られています)という設計。レゾナンスはG#~Aの間に設定されています。製作から60年近くを経たフラメンコモデルとしては状態は良好で、割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板は駒板下1弦とびあとのほか、数か所に小さな打痕とゴルペ板上の弾き傷の他は軽微なものだけできれいな状態を維持しています。横裏板も衣服等による摩擦あとなど細かいもののほか、細かな塗装ムラなどはあるものの、やはり年代を考慮するときれいな状態と言えます。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分も良好です。弦高値は2.3/2.5mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.0~1.5mmあります。糸巻はおそらくヘフナー製で巻き上げ時に若干の軋み音が生じますが機能的な問題はありません。フラメンコとしての必要な性質を不足なく備えたバランスフルな一本で、音量、音色、反応性のどれも秀逸、このブランド最盛期の高いポテンシャルを感じることのできるモデルとなっています。
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ネック:不明
指 板:エボニー
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:不明
弦 高:1弦 2.3mm /6弦 2.5mm
〔製作家情報〕
田村廣 Hiroshi Tamura 高知県高知市出身。1952年地元に田村ギター製作所を設立し、弟である田村満とともに工房を経営(満氏は1966年に独立)。兄弟共に1960年代以降の日本でのクラシック/フラメンコギター人気を形成していきますが、本場スペインの響きとニュアンスを十全に備えたギターとしては当時の数多の国内ブランドの中でも比肩しうるものがなかったと言ってよく、その素早い音のレスポンスと豊かな音量、乾いた味わいのある音色、そして抜群の弾きやすさは現在でもやはり魅力的と言えるでしょう。
〔楽器情報〕
田村廣(Guitarra Tamura ラベル)1966年製 フラメンコ Used 横裏板にインディアン・ローズウッドを使用したいわゆる黒(ネグラ)モデルで、このブランドの特に人気の高い時期のものになります。表面板力木配置はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバー、左右対称5本の扇状力木と駒板位置に貼られた補強板(補強板はこのほかにもサウンドホール両側とネック脚付近にも一枚ずつ貼られています)という設計。レゾナンスはG#~Aの間に設定されています。
製作から60年近くを経たフラメンコモデルとしては状態は良好で、割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板は駒板下1弦とびあとのほか、数か所に小さな打痕とゴルペ板上の弾き傷の他は軽微なものだけできれいな状態を維持しています。横裏板も衣服等による摩擦あとなど細かいもののほか、細かな塗装ムラなどはあるものの、やはり年代を考慮するときれいな状態と言えます。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分も良好です。弦高値は2.3/2.5mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は1.0~1.5mmあります。糸巻はおそらくヘフナー製で巻き上げ時に若干の軋み音が生じますが機能的な問題はありません。
フラメンコとしての必要な性質を不足なく備えたバランスフルな一本で、音量、音色、反応性のどれも秀逸、このブランド最盛期の高いポテンシャルを感じることのできるモデルとなっています。