ネック:マホガニー指 板:エボニー塗 装:カシュー糸 巻:ゴトー(単式タイプ)弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0 mm[製作家情報]野上三郎 Saburo Nogami 1959年に河野賢に弟子入りし1970年初頭まで同工房で研鑽を積みながら製作に従事。独立後は通常のクラシックモデルのほか、リュートやビウエラ等の古楽器、アルトギター等の合奏用ギターなども精力的に製作。新堀音楽院との長年にわたるコラボレートも同時期に始まっており、アンサンブル用のギター製作をほぼ担当している。これと並行して入門用のギターの普及に力を入れ、当時の全音楽器、日進工業生産のギター監修をつとめ、また矢入一男(K.Yairi)ギターとも1990年代までほぼ彼の製作史の最後にまでわたっての協力関係を築いており、同ブランドのクラシックギター開発に寄与している。[楽器情報]野上三郎製作 1990年製Usedです。ラベルは通常のデザインのものと併せて直筆の為書きが添えられています。おそらく女性のオーナーの依頼によるものか弦長は636㎜のショートスケール仕様。表面板はセダー、横裏板は中南米産ローズウッド材を使用。ロゼッタデザインはホセ・ルイス・ロマニリョスの有名なモスク柱廊デザインを採用し、ヘッドシェイプは三つの山を象ったいわゆるトーレスタイプで、スロッテッド部分は裏側からメイプルの板で塞ぐようにしてあります。表面板は指板脇やサウンドホール周りなど、特に高音側に弾き傷ややや大きめの打痕などがあるほか、駒板下部分は弦交換時の傷が多くあります。裏板は全体に衣服等による軽微な摩擦跡などで比較的きれいな状態。割れ等の修理履歴はありません。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分は良好な状態を維持しており、ネックシェイプはDシェイプ、弦高値は3.0/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰が1.5mm ほどあります。糸巻きはGotoh のセパレートタイプを装着しています。
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ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:カシュー
糸 巻:ゴトー(単式タイプ)
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0 mm
[製作家情報]
野上三郎 Saburo Nogami 1959年に河野賢に弟子入りし1970年初頭まで同工房で研鑽を積みながら製作に従事。独立後は通常のクラシックモデルのほか、リュートやビウエラ等の古楽器、アルトギター等の合奏用ギターなども精力的に製作。新堀音楽院との長年にわたるコラボレートも同時期に始まっており、アンサンブル用のギター製作をほぼ担当している。これと並行して入門用のギターの普及に力を入れ、当時の全音楽器、日進工業生産のギター監修をつとめ、また矢入一男(K.Yairi)ギターとも1990年代までほぼ彼の製作史の最後にまでわたっての協力関係を築いており、同ブランドのクラシックギター開発に寄与している。
[楽器情報]
野上三郎製作 1990年製Usedです。ラベルは通常のデザインのものと併せて直筆の為書きが添えられています。おそらく女性のオーナーの依頼によるものか弦長は636㎜のショートスケール仕様。表面板はセダー、横裏板は中南米産ローズウッド材を使用。ロゼッタデザインはホセ・ルイス・ロマニリョスの有名なモスク柱廊デザインを採用し、ヘッドシェイプは三つの山を象ったいわゆるトーレスタイプで、スロッテッド部分は裏側からメイプルの板で塞ぐようにしてあります。
表面板は指板脇やサウンドホール周りなど、特に高音側に弾き傷ややや大きめの打痕などがあるほか、駒板下部分は弦交換時の傷が多くあります。裏板は全体に衣服等による軽微な摩擦跡などで比較的きれいな状態。割れ等の修理履歴はありません。ネック、フレットなど演奏性に関わる部分は良好な状態を維持しており、ネックシェイプはDシェイプ、弦高値は3.0/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰が1.5mm ほどあります。糸巻きはGotoh のセパレートタイプを装着しています。