ネック:セドロ指 板:エボニー塗 装:セラック糸巻き:ゴトー弦 高:1弦 2.5mm/6弦 4.0mm〔製作家情報〕長崎祐一 Yuichi Nagasaki 1962年生まれ。1985年日本ギター音楽学校製作科を卒業し、2000年には全日本ギターコンクール製作部門の特別金賞を受賞。翌年には全日本ギターコンクール製作部門最優秀賞を受賞し、製作家としての地歩を着実に固め、その後現在に至るまで静岡県の工房で精力的に製作を続けています。トーレスやサントス・エルナンデスなど、セラックニス仕上げによる伝統的なスタイルのモデルをメインラインナップとし、素朴で穏やかなたたずまいのギターはコストパフォーマンスの良さも相まって人気を集めています。2008年に日本弦楽器製作者協会入会。〔楽器紹介〕長崎祐一氏製作の35号 クラシック(サントスモデル)2025年新作 No.35185 の入荷です。ボディ内部に「サントス型」と書き込みがあり、文字通りスペインの名工サントス・エルナンデス(1874~1943)のギターに準拠していますが、トータル的にはほぼ長崎氏のオリジナル設計によるモデルとなっています。氏のモデルはこれまでセラックの極めて薄い仕上げによる素朴な外観と、そのイメージ通りに落ち着いた味わいの響きが魅力となっていましたが、本作では塗装は同じセラックですが深みと艶があり、高級感ある仕上がりに。そして響きもまた艶やかで力強く、発音にはきりっとした弾性感があり、よく歌う高音とそれをしっかりと支える重厚な低音というスペイン的な音響設計が堅実に構築されています。長崎氏の完全ハンドメイドで、その丁寧な仕事と音のクオリティの高さは同価格帯での他のブランドと比較しても優れており、とてもリーズナブルなモデルとなっています。表面板内部構造はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木に、これらの先端をボトム部で受け止めるようにV字型に配置された2本のクロージングバーという構造。レゾナンスはG#に設定されています。長崎氏は近年特に演奏性に追及においてギタリストからのフィードバックを有効に自身のスペックに活用させており、本作ではネックシェイプを薄めのCシェイプのラウンドタイプ、さらに指板もラウンドにして左手のコンパクトなグリップ感に結実させています。出荷時の弦高値は2.5/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)で高音を低めの設定にすることでここでも左手のストレスを軽減させていますが、サドルには1.5~2.5mmの余剰が有りますのでお好みに応じてさらに低く設定することも可能です。本作では糸巻きはGotoh製35G1800モデルを装着。MAC150(緑色)軽量ケースが付属しています。
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ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸巻き:ゴトー
弦 高:1弦 2.5mm/6弦 4.0mm
〔製作家情報〕
長崎祐一 Yuichi Nagasaki 1962年生まれ。1985年日本ギター音楽学校製作科を卒業し、2000年には全日本ギターコンクール製作部門の特別金賞を受賞。
翌年には全日本ギターコンクール製作部門最優秀賞を受賞し、製作家としての地歩を着実に固め、その後現在に至るまで静岡県の工房で精力的に製作を続けています。トーレスやサントス・エルナンデスなど、セラックニス仕上げによる伝統的なスタイルのモデルをメインラインナップとし、素朴で穏やかなたたずまいのギターはコストパフォーマンスの良さも相まって人気を集めています。2008年に日本弦楽器製作者協会入会。
〔楽器紹介〕
長崎祐一氏製作の35号 クラシック(サントスモデル)2025年新作 No.35185 の入荷です。ボディ内部に「サントス型」と書き込みがあり、文字通りスペインの名工サントス・エルナンデス(1874~1943)のギターに準拠していますが、トータル的にはほぼ長崎氏のオリジナル設計によるモデルとなっています。氏のモデルはこれまでセラックの極めて薄い仕上げによる素朴な外観と、そのイメージ通りに落ち着いた味わいの響きが魅力となっていましたが、本作では塗装は同じセラックですが深みと艶があり、高級感ある仕上がりに。そして響きもまた艶やかで力強く、発音にはきりっとした弾性感があり、よく歌う高音とそれをしっかりと支える重厚な低音というスペイン的な音響設計が堅実に構築されています。長崎氏の完全ハンドメイドで、その丁寧な仕事と音のクオリティの高さは同価格帯での他のブランドと比較しても優れており、とてもリーズナブルなモデルとなっています。
表面板内部構造はサウンドホール上下に1本ずつのハーモニックバー、左右対称7本の扇状力木に、これらの先端をボトム部で受け止めるようにV字型に配置された2本のクロージングバーという構造。レゾナンスはG#に設定されています。
長崎氏は近年特に演奏性に追及においてギタリストからのフィードバックを有効に自身のスペックに活用させており、本作ではネックシェイプを薄めのCシェイプのラウンドタイプ、さらに指板もラウンドにして左手のコンパクトなグリップ感に結実させています。出荷時の弦高値は2.5/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)で高音を低めの設定にすることでここでも左手のストレスを軽減させていますが、サドルには1.5~2.5mmの余剰が有りますのでお好みに応じてさらに低く設定することも可能です。本作では糸巻きはGotoh製35G1800モデルを装着。MAC150(緑色)軽量ケースが付属しています。