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ペドロ・デ・ミゲル Pedro de Miguel



New Arrival
ネック:セドロ
指 板:黒檀
塗 装:ポリウレタン
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 2.9mm/6弦 3.1mm

[製作家情報]
スペイン、マドリッド生まれのペドロ・ペレス(1958~2008)とミゲル・アンヘル・ロドリゲスによる共同ブランド。二人とも10代半ばでホセ・ラミレス3世の工房に弟子入りし、1980年代最初にはマスタービルダーとしての地位を与えられていたようです(ただしラミレスの公式ID No.リストには記載はされていません)。二人は1990年に同工房を辞し、同じマドリッドのAmor de Dios 13番地に工房を開きブランド名をPedro de Miguel として運営を開始します。2008年にペドロが早すぎる死を迎えますが、ミゲルは二人の名を冠したブランドを維持して製作と経営を続けてゆきます。その後ペドロの息子ルベンとミゲルの息子アルバロが職人として加わり、親子二代にわたるブランドとして堅実に基盤を硬め、現在に至ります。

クラシック、フラメンコの両方を製作していますが、やはりメインとなるのはフラメンコモデル。ミドルクラスからプロフェッショナルまで機能性と芸術性の両方で充実したクオリティを有しており、実際にプロのユーザーも多い。硬質でシャープネスが際立つ現代的なフラメンコモデルとはやや異なり、本人の温厚な性格を反映してか、フラメンコの身振りを十全に備えながら、むしろ耳に柔らかくジェントルな音像が特徴となっています。

[楽器情報]
ペドロ・デ・ミゲル 1998年製 No.950 フラメンコネグラ(黒)Usedの入荷です。このブランドらしい、フラメンコとしてのマッシヴなアタック感を十全に備えながらも音像自体はまろやかな肌理を持った優しさを湛えたもので、黒(ネグラ)ということもあってかその独特なジェントルネスは他のブランドでは(特にフラメンコでは)なかなか聴けるものではない特徴となっています。優しくジェントルであるといってもやはり一瞬で表出する迫力はさすがで、十分に粘りのある発音とともにとても心地よい響き。

表面板内部構造はサウンドホール上下(ネック側とブリッジ側)に一本ずつのハーモニックバー、扇状力木は左右対称で、センターの一本を除いてやや短めな(先端がブリッジプレート付近までで止まっている)7本を設置、これらの先端をやや離れたところで受け止めるようにボトム部には2本のクロージングバーがV字型に配置されているという全体の構造。レゾナンスはF#の少し上で設定されています。

製作から25年を経てしっかりとフラメンコとして使用されてきたため表面板全体に弾きキズ、打痕、スクラッチ傷等多くあります。横裏板は衣服の摩擦あとなどがあるのみで比較的きれいな状態。ネックはほぼ真直ぐを維持しており、フレットは1~5フレットでやや摩耗見られますが演奏性には影響ありません。ネック形状は薄めのDシェイプ、弦高値は2.9/3.1mm(1弦/6弦 12フレット)、サドル余剰は1.0㎜となっています。

〔商品情報〕
楽器名ペドロ・デ・ミゲル Pedro de Miguel
カテゴリ輸入フラメンコ 中古
品番/モデルフラメンコ ネグラ No.950
弦 長663mm
スペイン Spain
製作年1998年
表 板松単板 Spruce
裏 板インディアンローズウッド Solid Indian Rosewood
程 度※7
定 価時価
販売価格(税込)お問い合わせ下さい。
付属品軽量 ケース 茶


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