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グレッグ・スモールマン Greg Smallman
New Arrival
ネック:マホガニー
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0mm
[製作家情報]
グレッグ・スモールマン Greg Smallman 1947年オーストラリア生まれ。トーレス以降、クラシックギターの製作法において最大の革新を成し遂げた製作家です。1970年代からギターづくりを始め、最初はスペインの名工イグナシオ・フレタなどの「伝統的な」スタイルで製作していましたが、やがて独自の発想による設計を模索し、実践することになります。ラティス構造と呼ばれる格子状に配置された表面板の力木構造と、まるで現代建築のように加工され配置された堅牢なバーの構造は独特極まりなく(それゆえ重量も従来のクラシックギターの2倍近くと重くなっています)、それまでのいわゆ扇状力木と平行に配置されたハーモニックバーという基本的な構造とは完全に異なる発想で造られています。そして表面板を薄く、横裏板を厚いアーチシェイプ仕様にすることで表面板の振動を最大限に音響化することに成功し、その結果発音の反応、音量、各音と各弦のバランス、ダイナミクスと遠達性、サスティーンが文字通り驚異的に向上しています。スモールマンによるとこの独創的な構造は子供の時に熱中した模型飛行機の構造原理からからインスピレーションを得ているのだそう。
従来のギターではレゾナンスの設定とそれに伴いどうしても発生してしまう音響の不均質も、ここで飛躍的に解消され、全体のピッチもナイロンギターとしてはこれ以上望む程がないほどに正確に設定されています。そして最も特筆すべきは、こうした音響的な弱点の克服が為されたあとでも機械的な響きに堕することなく、音楽的な豊かさも同時に獲得していることでしょうか。それは彼を発掘し、彼のギターによってそのキャリアの後半を形成していった名手ジョン・ウィリアムスの演奏が如実に語るところです(ジョンは1981年からスモールマンのギターを使用)。ジョンのあとも数々の名手たちが愛奏し、またJ.ペロワやG.ビアンコなど現代的感性を持った若きマエストロ達のスモールマンを使用しての演奏は、このギターが革命であると同時に普遍性を備えたものであることの証左といえるでしょう。
1999年よりラベルには二人の息子DamonとKym の名が記され、Greg Smallman&Sonとなっています。ネックは可動式になり、専用のレンチで角度を簡単に変えることができ、奏者に合った演奏性にすぐに対応できるような仕様になっています。また初期には単板仕様となっていた横裏板もラミネート加工としてより堅固な設計となり、表面板はラティス構造を基本形として継続しながらバーの設計や配置については大幅な改変が試みられています。初期において(特に1980年代)はその発音と音色にどこかまだトラディショナルなギターのニュアンスを感じさせていましたが、もともと高かった音圧はさらに増大し、響きはより乾いた感触でオーディトリアムな音響へと変化してゆきます。
[楽器情報]
グレッグ・スモールマン 製作 1989年製 ラティス・ブレーシング仕様モデルUsed です。1970年代に入ってからギターを作り始め、その独自の理念を発展させラティス構造というスタイルに帰結させたあと、名手ジョン・ウィリアムスの演奏とそのあまりにも特徴的な音響によってギター製作とステージ演奏の在り方を一気に変えたと言えるモデル。現在ラティス(格子状)構造は製作家や国によってそれぞれ独自の受容と変化がなされ多様化しているとも言えるのですが、スモールマンを祖とするオーストラリア派はやはりそのオリジナルとしての確固たる理論的土台とそれによる個性、それゆえのマーケット的な強い訴求力を現在でも維持しています。
本作1989年はスモールマンのキャリアの中では初期から中期に差しかかかる時期のもので、もともとスペインギターに傾倒していた彼の、歌う楽器への嗜好が如実に感じられる魅力的なものとなっています。横裏板を厚く、表面板を極端に薄く加工し、しかも駒板を中心とするウェストから下のエリア以外は表面板も堅固に柱で固定されているという構造ゆえの(太鼓の構造原理を想像していただくとわかりやすいと思います)、板の鋭敏な震えがそのまま音になったような独特な発音。それと同時に非常な深さをもった奥行きとオーディトリアム感、そして従来のクラシックギターでは未聞であった音圧の異様な高さといった機能的特徴とともに、タッチの変化と直に連動するような音色の繊細な変化とロマンティックな表情が加わります。後年の機能面を充実させた彼の楽器ではその機能が音を従属させているようなところがあり、好悪が分かれるところですが、本作ではあくまでも奏者の指の感覚に音がシンクロしてゆく感覚があり、音量の豊かさや反応の速さといった機能性もここではあくまでも表現のための必然としてあるところが彼の製作家としての感性の確かさを裏付けているといえるでしょう。
今も変わらぬ標準仕様となっているウェスタンレッドシダーの表面板、横裏板には野趣あふれる中南米産ローズウッド。表面板は薄く加工され、裏板はそれに比して厚くそして理論的に追及されたアーチ加工で単板仕様(現在の彼の新作では合板仕様になっています)、構造上の必然として重いボディとなっており重量は2.49㎏。表板の塗装はセラック、横裏板はラッカーで仕上げており、表面板のセダーをはじめ全体に深みのある赤色に落ち着いて実に渋い外観。表面板内部構造はもちろんラティス構造になっており、一本一本が高さと形状の若干異なる9本×9本の合計18本の力木を格子状に組み合わせ、薄く加工された表面板下部をまんべんなく覆うように設置されています。表面板上部はサウンドホールの両脇の一部エリアをのぞいてほぼすべてがなんと3cmもの厚みの板で頑丈に固定されています。横板には(通常なら表面板と横板とを接合するようにしてライニング等が設置されるところ)表面板には直接触れずに少し隙間を空けてこれもまた厚みを持った強固なライニングが設置されて横板を補強しています。この横板に設置された厚いライニングのちょうどボディウェストの位置とエンドブロックとを繋ぐように、さらに各一本の4センチという厚みをもった柱が橋の
ようにして(つまりこれも表面板には直接触れず格子状力木の上を渡るようにして)設置されており、しかもこの二本の「橋」は厚いカーボンと木の二重構造になっています。表面板がこのような建築のような複雑で(格子状力木に覆われた部分以外は)堅固な造りになっているのに対し裏板はバーとそれに類するものを一本も設置していません。レゾナンスはF#~Gの間に設定されています。
割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板全体に年代相応の弾きキズや摩擦、打痕等あります。サウンドホール高音側はおそらく製作時に貼られていた保護板をその後より小型のものに貼り換えた形跡があります。横裏板はほんのわずかに塗装白濁していますが外観を損ねるほどではありません。その他演奏時に衣服当たる箇所などに摩擦や擦れなどがあります。ネックは固定式(現行モデルでは可動式)でネックシェイプは普通の厚みのDシェイプ。一度フレットの交換と指板調整履歴が施されており、現在はネックは真っ直ぐを維持、フレットも適正値となっています。弦高値は3.0/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は2.0~2.5mmありますのでお好みに応じてさらに低く設定することも可能です。現行モデルとその他異なる点として、演奏時に右腕肘部分を支えるアームレストは装着されていません。ブリッジサドルは各弦を溝で固定する仕様ではなく通常のフラットな形状のものが設置されています。糸巻はシャーラ―製を装着しており、現状で機能的に良好です。
Performance video
×
〔商品情報〕
楽器名
グレッグ・スモールマン Greg Smallman
カテゴリ
輸入クラシック 中古
品番/モデル
弦 長
650mm
国
オーストラリア Australia
製作年
1989年
表 板
杉 Solid Ceder
裏 板
中南米ローズウッド Solid South American Rosewood
程 度※
7
定 価
時価
販売価格(税込)
お問い合わせ下さい。
付属品
ハードケース
下の写真をクリックすると拡大して表示します
輸入クラシック 中古
ヘルマン・ハウザー3世 Hermann Hauser III
ラファウ・トゥルコウィアック Rafal Turkowiak
ホアン・エルナンデス Juan Hernandez
ペペ・ロメロ Jr. Pepe Romero Jr.
アントニオ・マリン・モンテロ Antonio Marin Montero
ペペ・ロメロ Jr. Pepe Romero Jr.
ミゲル・サントス Miguel Santos
ヘロニモ・ペーニャ・フェルナンデス Jeronimo Pena Fernandez
ヘスス・ベジード Jesus Bellido
ゲルハルト・オルディゲス Gerhard Oldiges
グレッグ・スモールマン Greg Smallman
●
アンヘル・ベニート・アグアド Angel Benito Aguado
ヘスス・ベジード Jesus Bellido
ラファエル・マルドネス Rafael Mardones
ホアン・エルナンデス Juan Hernandez
パウリーノ・ベルナベ Paulino Bernabe
ルベン・モイセス・ロペス Ruben Moises Lopez
ホアキン・ガルシア Joaquin Garcia
カルロス・ホアン・ブスキエール Carlos Juan Busquiel
※程度
10
新作
9
新品同様の美品
8
年代から見て状態が良い
7
年代から見て標準に近い状態
6
状態は少し劣るが演奏性は良い
5
状態は劣るが演奏上の問題は無い
4以下演奏性に問題がある楽器は、販売いたしません
指 板:エボニー
塗 装:ラッカー
糸 巻:シャーラー
弦 高:1弦 3.0mm /6弦 4.0mm
[製作家情報]
グレッグ・スモールマン Greg Smallman 1947年オーストラリア生まれ。トーレス以降、クラシックギターの製作法において最大の革新を成し遂げた製作家です。1970年代からギターづくりを始め、最初はスペインの名工イグナシオ・フレタなどの「伝統的な」スタイルで製作していましたが、やがて独自の発想による設計を模索し、実践することになります。ラティス構造と呼ばれる格子状に配置された表面板の力木構造と、まるで現代建築のように加工され配置された堅牢なバーの構造は独特極まりなく(それゆえ重量も従来のクラシックギターの2倍近くと重くなっています)、それまでのいわゆ扇状力木と平行に配置されたハーモニックバーという基本的な構造とは完全に異なる発想で造られています。そして表面板を薄く、横裏板を厚いアーチシェイプ仕様にすることで表面板の振動を最大限に音響化することに成功し、その結果発音の反応、音量、各音と各弦のバランス、ダイナミクスと遠達性、サスティーンが文字通り驚異的に向上しています。スモールマンによるとこの独創的な構造は子供の時に熱中した模型飛行機の構造原理からからインスピレーションを得ているのだそう。
従来のギターではレゾナンスの設定とそれに伴いどうしても発生してしまう音響の不均質も、ここで飛躍的に解消され、全体のピッチもナイロンギターとしてはこれ以上望む程がないほどに正確に設定されています。そして最も特筆すべきは、こうした音響的な弱点の克服が為されたあとでも機械的な響きに堕することなく、音楽的な豊かさも同時に獲得していることでしょうか。それは彼を発掘し、彼のギターによってそのキャリアの後半を形成していった名手ジョン・ウィリアムスの演奏が如実に語るところです(ジョンは1981年からスモールマンのギターを使用)。ジョンのあとも数々の名手たちが愛奏し、またJ.ペロワやG.ビアンコなど現代的感性を持った若きマエストロ達のスモールマンを使用しての演奏は、このギターが革命であると同時に普遍性を備えたものであることの証左といえるでしょう。
1999年よりラベルには二人の息子DamonとKym の名が記され、Greg Smallman&Sonとなっています。ネックは可動式になり、専用のレンチで角度を簡単に変えることができ、奏者に合った演奏性にすぐに対応できるような仕様になっています。また初期には単板仕様となっていた横裏板もラミネート加工としてより堅固な設計となり、表面板はラティス構造を基本形として継続しながらバーの設計や配置については大幅な改変が試みられています。初期において(特に1980年代)はその発音と音色にどこかまだトラディショナルなギターのニュアンスを感じさせていましたが、もともと高かった音圧はさらに増大し、響きはより乾いた感触でオーディトリアムな音響へと変化してゆきます。
[楽器情報]
グレッグ・スモールマン 製作 1989年製 ラティス・ブレーシング仕様モデルUsed です。1970年代に入ってからギターを作り始め、その独自の理念を発展させラティス構造というスタイルに帰結させたあと、名手ジョン・ウィリアムスの演奏とそのあまりにも特徴的な音響によってギター製作とステージ演奏の在り方を一気に変えたと言えるモデル。現在ラティス(格子状)構造は製作家や国によってそれぞれ独自の受容と変化がなされ多様化しているとも言えるのですが、スモールマンを祖とするオーストラリア派はやはりそのオリジナルとしての確固たる理論的土台とそれによる個性、それゆえのマーケット的な強い訴求力を現在でも維持しています。
本作1989年はスモールマンのキャリアの中では初期から中期に差しかかかる時期のもので、もともとスペインギターに傾倒していた彼の、歌う楽器への嗜好が如実に感じられる魅力的なものとなっています。横裏板を厚く、表面板を極端に薄く加工し、しかも駒板を中心とするウェストから下のエリア以外は表面板も堅固に柱で固定されているという構造ゆえの(太鼓の構造原理を想像していただくとわかりやすいと思います)、板の鋭敏な震えがそのまま音になったような独特な発音。それと同時に非常な深さをもった奥行きとオーディトリアム感、そして従来のクラシックギターでは未聞であった音圧の異様な高さといった機能的特徴とともに、タッチの変化と直に連動するような音色の繊細な変化とロマンティックな表情が加わります。後年の機能面を充実させた彼の楽器ではその機能が音を従属させているようなところがあり、好悪が分かれるところですが、本作ではあくまでも奏者の指の感覚に音がシンクロしてゆく感覚があり、音量の豊かさや反応の速さといった機能性もここではあくまでも表現のための必然としてあるところが彼の製作家としての感性の確かさを裏付けているといえるでしょう。
今も変わらぬ標準仕様となっているウェスタンレッドシダーの表面板、横裏板には野趣あふれる中南米産ローズウッド。表面板は薄く加工され、裏板はそれに比して厚くそして理論的に追及されたアーチ加工で単板仕様(現在の彼の新作では合板仕様になっています)、構造上の必然として重いボディとなっており重量は2.49㎏。表板の塗装はセラック、横裏板はラッカーで仕上げており、表面板のセダーをはじめ全体に深みのある赤色に落ち着いて実に渋い外観。表面板内部構造はもちろんラティス構造になっており、一本一本が高さと形状の若干異なる9本×9本の合計18本の力木を格子状に組み合わせ、薄く加工された表面板下部をまんべんなく覆うように設置されています。表面板上部はサウンドホールの両脇の一部エリアをのぞいてほぼすべてがなんと3cmもの厚みの板で頑丈に固定されています。横板には(通常なら表面板と横板とを接合するようにしてライニング等が設置されるところ)表面板には直接触れずに少し隙間を空けてこれもまた厚みを持った強固なライニングが設置されて横板を補強しています。この横板に設置された厚いライニングのちょうどボディウェストの位置とエンドブロックとを繋ぐように、さらに各一本の4センチという厚みをもった柱が橋の
ようにして(つまりこれも表面板には直接触れず格子状力木の上を渡るようにして)設置されており、しかもこの二本の「橋」は厚いカーボンと木の二重構造になっています。表面板がこのような建築のような複雑で(格子状力木に覆われた部分以外は)堅固な造りになっているのに対し裏板はバーとそれに類するものを一本も設置していません。レゾナンスはF#~Gの間に設定されています。
割れなどの大きな修理履歴はありません。表面板全体に年代相応の弾きキズや摩擦、打痕等あります。サウンドホール高音側はおそらく製作時に貼られていた保護板をその後より小型のものに貼り換えた形跡があります。横裏板はほんのわずかに塗装白濁していますが外観を損ねるほどではありません。その他演奏時に衣服当たる箇所などに摩擦や擦れなどがあります。ネックは固定式(現行モデルでは可動式)でネックシェイプは普通の厚みのDシェイプ。一度フレットの交換と指板調整履歴が施されており、現在はネックは真っ直ぐを維持、フレットも適正値となっています。弦高値は3.0/4.0mm(1弦/6弦 12フレット)でサドル余剰は2.0~2.5mmありますのでお好みに応じてさらに低く設定することも可能です。現行モデルとその他異なる点として、演奏時に右腕肘部分を支えるアームレストは装着されていません。ブリッジサドルは各弦を溝で固定する仕様ではなく通常のフラットな形状のものが設置されています。糸巻はシャーラ―製を装着しており、現状で機能的に良好です。