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栗山 大輔 Daisuke Kuriyama



SOLD OUT
〔商品情報〕
楽器名栗山 大輔 Daisuke Kuriyama
カテゴリ国産クラシック 新作
品番/モデル90号 ブーシェモデル model Bouchet No.114
弦 長640mm
日本 Japan
製作年2024年
表 板松 Solid Spruce
裏 板メイプル Solid Maple
程 度※10
定 価990,000 円
販売価格(税込)990,000 円
付属品

ネック:セドロ
指 板:エボニー
塗 装:セラック
糸 巻:ゴトー
弦 高:1弦 3.0mm/6弦 4.2mm


〔製作家情報〕                                 
1981年生まれ。東京造形大学在学中に独学でギター製作を始めます。卒業後の2003年大手楽器店に入社し修理部門として10年以上従事し、そこで多くの国内外の名器を実地に研究する機会を得たことが、現在の彼の類まれなバランス感覚に支えられた音色への感性を育んだと言えるでしょう。在籍中に製作家の尾野薫を紹介され、2010年より尾野氏の工房にて直接指導を受けるようになります。その後独立し年間6~8本程のペースで極めて精緻な造作による上質なギターを製作。トーレス、ドミンゴ・エステソ、マルセロ・バルベロ1世モデル等のスペインの伝統工法に立脚した彼の楽器はどれも古き良きスパニッシュギターの味わいと響きが素直に体現されており、現在多くのジャンルのユーザーに愛されるブランドとなっています。2020年にはフランスの出版社Camino Verde刊 Orfeo Magazine No.15で彼のインタビューと楽器が紹介されました。

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オルフェオ取材同行記 栗山大輔、清水優一、禰寝碧海編はこちら


〔楽器情報〕                                   
栗山大輔製作 90号 ロベール・ブーシェモデル 2024年製 No.115 640mmスケール仕様の新作の入荷です。M.ラミレスやバルベロ1世など、戦前のスペインの巨匠たちへのオマージュでの充実した仕事で注目を集める栗山氏は、実はフランスのブランドにおいても同様に良質なオマージュを近年いくつも作り上げています。本作はギタリストの故稲垣稔が所有していた1960年製ブーシェをもとに、いつもながらの高い工作精度で造り切った一本。ブーシェにおける、むしろ単純明快とさえいえる設計がなぜあの異様なまでの(クラシックギターにおいて最もデモーニッシュなともいえる)音楽的表情の深さにつながってゆくのかはいまだ謎を多く含んでいるものの、栗山氏はここで設計原理から導き出せる音響に忠実に着地させることでオリジナルのエッセンスを十全に引き出しており、加えて氏ならではの明快さでしっかりとまとめ上げられた響きが心地よく、爽快とさえ言える魅力的なブーシェモデルに仕上がっています。ブーシェ特有の響きを形容する際にもっともよく引用される「オルガンのような」音像、重厚な響きでありながら鋭敏な音の身振り、旋律における(あえてフランス的と言ってもよい)独特のうねりなどの特徴が円満に備わっており、弾くだけで奏者に音楽を喚起するようなところさえあるギターとなっています。横裏板のメイプル材と表面板松材の組み合わせ、ロゼッタの渋い味わい、一見してわかるボディラインとヘッドシェイプ、それら全体が繊細なセラック塗装で仕上げられ、威容と優美さが共存した外観も味わい深い1本です。

表面板内部構造はサウンドホール上側(ネック側)に1本のハーモニックバーと繊細な造りの補強バー、下側(ブリッジ側)に1本のハーモニックバーで、このバーは高音側と低音側とにそれぞれ5cmほどの長さで高さmmほどの開口部が設けられています。そして左右対称5本の扇状力木、ブリッジ位置(正確にはサドルの位置)にほぼ横幅いっぱいにわたって設置されたいわゆるトランスヴァースバー。5本の扇状力木はトランスヴァースバーを貫通してボトムぎりぎりまで伸びており、一番外側(高音側と低音側)の2本はサウンドホール下のハーモニックバー開口部をトンネル状に潜り抜けてサウンドホール縁まで延伸しています。レゾナンスはG#~Aの間に設定されています。

ネックはほぼスクエア(四角形)と言えるほどのDシェイプで、厚みは普通ですが独特のグリップ感。弦高値は4.2/3.0mm(6弦/1弦 12フレット)でサドル余剰は1.5~2.0mmとなっており、お好みに応じてさらに低く設定することも可能です。糸巻きはGotoh製を装着。重量は1.66㎏。

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